足先臭に効く!
足のニオイに悩んでいませんか?
足の臭いにも、原因と対策がいろいろあります。
あなたの足のニオイの原因と対策について知り、足のニオイとサヨナラしましょう!
足のニオイのタイプ
1 ナットウ的な臭い
2 クサイぞうきんの臭い
3 下駄箱の臭い
足のニオイのタイプ別対策
1 ナットウ的な臭い
このニオイの原因は、はっきり言って「水虫」です。
早期に皮膚科を受診して根本的な治療をお勧めします。
現在は、塗り薬だけでなく飲み薬での治療もあり、時間はかかるようですが根本的な治療が可能です。
2 クサイぞうきんの臭い
この臭いの定義は人によって様々だとは思いますが「おっさんが洗顔に使った後、洗わずに干してある生乾きのタオルの臭い」と思っていただければと思います。(伝わるかな…)
この臭いの元は、ズバリ「靴と靴下が腐っている」のが原因です。
対策①
靴を新品に変える
この臭いが発したら、はっきり言って靴は救いようがありません。廃棄して新しい靴に変えましょう。
また、靴を新品に交換しただけでは根本的な解決にはなりません。交換する前に以下の対策の実践をお勧めします!
対策②
靴下を裏返して洗う
一日履き終わった靴下は、裏返して洗いましょう。
これは、テレビの「ためしてガ〇テン」で紹介されていた、靴下メーカーも推奨する方法です。
足の裏の皮脂や剥がれ落ちた角質は、靴下の内側にこびりついているので、裏返して洗うことで効果的に洗浄できます。
5本指靴下だと裏返して洗うのも、また履くときに裏返すのも面倒だと思いますが、そこは自分の足のニオイ対策だと思ってしっかり守りましょう。
私は、裏返った靴下でもそのままま履いて、一日の終わりに脱ぐときに裏返しています。裏返った靴下でも支障がない、外で靴を脱ぐ機会がないような方にお勧めです。
また、私は靴下を黒色のものに統一しています。そうすると、ブランドの違う靴下が左右になっても、ハタから見るとわからないんですよね。
もはや裏表さえもハタから見たらわからないのです。(裏返したときの指先のヒモのようなもとは取り除きます)
対策③
靴を乾燥させる
靴は、履いた後に布団乾燥機を使って30分ほど乾燥させると良いでしょう。自然乾燥では、菌の繁殖をくい止めることはできません。
最近の布団乾燥機は、靴乾燥用のノズルが装備されているので便利です。
対策④
靴底に重曹をふりかける
臭いの原因となる酸性物質を中和するために、アルカリ性の重曹を靴底にふりかけておきましょう。小さじ1杯弱をサラサラとふりかける程度で十分です。
次に靴を履くときは、余分な重曹の粉をはたいて振り落とします。
対策⑤
靴は複数を履きまわす
毎日同じ靴を履いていると、靴が乾燥する暇がありません。
最低3足を日替わりで履きまわすようにしましょう。
対策⑥
爪をこまめに切る
足の爪を皆さんはどのくらいの頻度で切っているでしょうか。
筆者は、せいぜい週に1~2回程度ですが…
足の爪が無駄に伸びていると、爪の間に悪臭を放つ「垢」のようなものがたまり、ニオイの原因になります。足の人差し指から小指の爪はこまめに切りましょう。
ただし!
親指の爪だけは、切り方に注意が必要です。
爪の端っこまでしっかり切りたくなるのはヤマヤマですが、これをやると爪の端が指の肉にどんどん食い込んで「巻き爪」と呼ばれる状態に陥るおそれがあります。
最悪の場合、爪の端が炎症を起こし、化膿して更なるニオイの原因となるます。
親指だけは、端っこまで切らずに「四角く」切るようにします。つまり、爪の端だけが伸びている状態です。
これを続けていると、爪と指の間に「垢」のようなものが溜まりますので、爪切りのタイミングくらいの頻度で垢を取り除きます。
筆者は、精密ドライバーセットに入っているプラスドライバーの中間の太さのもので掻き出しています。
掻き出した垢は、結構香しいニオイがしますが、巻き爪になるよりはましですので、根気よくメンテしています。垢を搔きとる際は、ケガに十分注意しましょう。
3 下駄箱の臭い
この記事こそが、本記事のメインテーマです!
普段、足の清潔を保っているつもりでも何故か足先から「下駄箱のニオイがする」方は、この方法をお試し下さい。
対策①
足の裏をタワシで洗う(こする)
足の裏の角質は、手やタオルで洗っただけでは簡単に落ちません。小ぶりなタワシで足の裏をせっけんをつけて洗います(こすります)。
特に、足の指の間や、角質が固くなりがちな部分を念入りにこすり洗いします。
タワシは、百円均一のお店で卵大のタワシを見つけて愛用しています。
タワシ洗いは1週間に1回程度で十分効果があります。こすりすぎに注意して下さい。皮膚に傷をつけるような洗い方は逆効果です。
洗った後は、しっかり乾燥させます。筆者の場合は、朝シャワーを浴びる時に足をしっかり洗い、シャワーからあがってから扇風機でしっかり乾燥させます。
対策②
足の指の間に「ヘパリン類似物質入りの軟膏を塗る」
軟膏の詳細については後述します。
軟膏を指に「大豆1粒くらい」とり、足の指の間に丁寧に塗り込みます。特に小指と薬指の間は念入りに。
塗る際に「大豆1粒じゃ伸びきらない」という方! 私もそうですが、任意のスプレー容器にアルコール消毒液を入れておき、これを少量、足の指付近に吹き付けた後、軟膏を塗ると非常にのびがよくなります。
塗り終えたら再び扇風機で軟膏とアルコールが、湿り気がなくなるまで乾燥させた(1~2分程度)後、靴下を履きます。
なんと、これで不思議と足先臭が消える!のです。ダマされたと思って実践してみて下さい。
対策③
5本指靴下を履く
5本指靴下は、本当にお勧めです。足の指の間の汗を吸収してくれるので、靴下の中で指の間がムレムレすることが防げます。
最近は、女性がパンプスの中でも履けるような小ぶりな製品も販売されています。
ただし、同じ5本指靴下でも、メーカーにより様々な繊維成分でてきているので、注意が必要です。化学繊維が主原料のものは避けましょう。
一番良いのは「綿100パーセント」のもの。なかなか巡り合えませんが… 根気よく探してみて下さい。綿80パーセント以上なら、まあまあ合格でしょうか。
綿100%ではありませんが、手軽に手に入るところでは「無印良品」のものがお勧めです。(商品ラインナップが変わっていたらスミマセン)
対策④
前述の「2 クサイぞうきんの臭い」対策②~⑥を実践する
これで、再び足が臭くなることはありません!お試しあれ!!
ヘパリン類似物質入りの軟膏について
これを知ったエピソード(面倒な方は読み飛ばして下さい)
筆者がかつて足のニオイに悩んで皮膚科を訪れましたときのお話をさせて頂きます。
診察の際、お医者さんは筆者の足の小指と薬指の間にできた水膨れが破れた皮膚片をピンセットで取り、スライドガラスの上で試薬に浸したのち、顕微鏡で確認していました。
私は、自分の足が臭いことから「自分は水虫だ」と思い、病院で水虫の治療薬を処方してもらえるものだと思っていました。
しかし、先生は私に向かって、思いもよらない診察結果を発しました。
「あなた、水虫じゃないよ。」
足のニオイを自覚していた私は、自分で自分が間違いなく水虫に罹患していると信じていたし、皮膚科でそう宣告されて最近流行ってる水虫の飲み薬を処方してくれるものと思っていたのです。
医師の宣告は、私には不治の病の宣告を受けたような衝撃を受けました。
なぜなら、私は医師に「あんた、水虫だよ」と言われて飲み薬や塗り薬を処方してもらって根治し、足のニオイとオサラバするつもりだったのです。
しかし、前提となる「水虫」ではないと言われてしまうと、自分自身、どう解釈していいのか解からず混乱してしまいました。
先生は私の内心におけるパニックをよそに「薬を出しますからそれを塗って様子をみてください。」と仰い、診療が終了しました。
私は、自分が水虫のせいで足がクサイと思っていたのに、前提となる「水虫ではない」と言われてしまったのです。
もはや、何にすがっていいのかもわからない、突き放された気持ちです。天は我を見放した… 大げさですが、そんな気持ちになりました。
しかし、先生に言われたとおり、朝晩に足をキレイにせっけんで洗ってから足の指の間に軟膏を塗って数日…
ニオイがしない。
不思議と、足の指の間の水膨れのような皮むけも治癒していく。
そして、私の足は無臭になりました。
素人目に見ると、全く不思議でなりませんが、医師の先生は症状をしっかりと見定めたうえで治療方針を出してくれたのだと思います。やっぱりお医者さんって、すげー と思いました。
それから毎日、朝はシャワーを浴びて足をキレイに洗った後、足の指の間に軟膏を塗りこんで乾燥させることが習慣になりました。
そして、この軟膏を塗るのを辞めるとチャンと足先臭が戻ってくるので、気のせいではありません。塗布を再開すると無臭になるので、もう辞められないのかな…
入手方法
病院で処方を受ける
ヒルドイドソフト軟膏
筆者は、病院でこれを処方され、大変よく効きました。
使い切った後、度々病院に行くのも面倒だし、医療費もバカにならないのでどうしようかと自分でいろいろ調べた結果、次の製品に行きつきました。
ドラッグストアで購入
へパリペア
ヘパリン類似物質配合の医薬品ボディローション
発売元:ロート製薬
内容量:150mL/50mL
価格:2,800円/1,200円
有効成分は、ヒルドイドと同じで、ヘパリン類似物質0.3%が配合されており、効果は同じです。
トロリとしたローションで伸びがよく、塗りやすい。
費用対効果では、一番の製品だと思います。150mlなら1本で相当もちますよ。
ちなみにヘパリン類似物質は配合上限が0.3%と決められているので、以下の製品は全て同じ配合割合です。高濃度のものを探しても販売されていません。
Saiki(さいき)
治療ローション
第2類医薬品
水分保持力を回復する 乾燥荒れ肌治療薬
発売元:小林製薬
内容量:100g/30g
価格:2,400円/950円
こちらも有効成分と効果は同じですが、水っぽいので塗りにくいのです。
アットノンEX クリーム
第2類医薬品
傷あと・やけどのあとを目立たなくする
発売元:小林製薬
内容量:15g
価格:1,300円
こちらも効果は同じですが、コスパが圧倒的に悪いのでお勧めできません。
あとがき
以上の方法で、筆者は社会人になって10年来悩んでいた足先臭に終止符を打つことができました。この記事が足先臭に悩む方の一助になれば幸いです。
実のところ、足のニオイに悩み始めた頃は、市販の靴用消臭スプレーや靴の中敷き、足に塗り込む消臭クリームなど様々な製品を試しましたが、これと言って効果があるものには巡り合えませんでした。
実際に効果が確かめられたのは先に述べた方法だけでしたので、足のニオイに悩む方に知ってほしくて本記事を執筆しました。
また、意外と子供の足が臭うと思っている方の対策の参考になればと思います。子供の足って、結構臭かったりするんですよね。長靴とか。。。
子供に自己管理を強いるのは難しいので、やはり親が気を付けてやらなければならないと思います。
本記事を参考にして頂き、子供の足のニオイ対策にも役立てて頂ければと思います。
それでは、良いフットライフを!